Radiology Loungeの悪性腫瘍のステージング

Radiology Loungeの悪性腫瘍のステージング

インターネット上のイメージにて当サービスの診断方法の概要を紹介します。

リンクをクリックすると画像を参照できます。

 

Head & Neck

https://radiopaedia.org/cases/59376/studies/67000?lang=us

Case courtesy of Ian Bickle

はっきりとT4であると言えるのは咀嚼筋間隙(masticator space)へ浸潤、すなわち内側翼突筋へ浸潤です。また、側頭下窩(infratemporal fossa)浸潤の存在や左内頸静脈が腫瘍浸潤により閉塞しており頸動脈間隙(carotid space)浸潤が存在するので、同間隙内の迷走神経などの浸潤が疑われることもT4とする要因となるでしょう。

リンパ節転移については一部は一塊となっており6cm以上と評価すること可能でしょうし、それ以前の問題として両側の鎖骨上窩リンパ節転移が存在することからN3となります。


Lung Cancer

(https://radiopaedia.org/cases/59871/studies/67325?lang=us&source_of=https%3A%2F%2Fradiopaedia.org%2Farticles%2Flung-cancer-staging-iaslc-8th-edition#images)

Case courtesy of Bruno Di Muzio

左上葉に肺がんと思われる不整形の腫瘍が認められ、葉間と広く接しており、腫瘍と連続する胸膜肥厚が認められことから臓側胸膜浸潤が疑われ、T2と診断しますが、潜在的な胸膜播種(M1a)が否定しきれず、悩ましい症例です。

また、大動脈下に腫大リンパ節が認められ、同側縦隔リンパ節転移(N2)の疑いとなります。


Pancreatic Cancer

https://radiopaedia.org/cases/24322/studies/24601?lang=us&source_of=https%3A%2F%2Fradiopaedia.org%2Farticles%2Fpancreatic-cancer-staging#images

Case courtesy of Ahmed Abdrabou

膵頭部の早期相であまり造影されない腫瘍が膵癌と思われ、上流の主膵管の拡張が目立ちます。背側で周囲組織への浸潤が認められ、T3以上ではあります。腹腔動脈、上腸間膜動脈の周囲に腫瘍と連続する軟部組織が認められ、少なくとも神経叢浸潤は存在する印象ですし、一部は全周性に軟部組織が存在するように見え、浸潤を否定しきれない所見と判断します。門脈についても圧排変形のみか浸潤かは判断が難しいと思います。

リンパ節転移については局所に小さなリンパ節が存在するのみで、N1以下と思われます。


Endometrial carcinoma

(https://radiopaedia.org/cases/83136/studies/97507?lang=us&source_of=https%3A%2F%2Fradiopaedia.org%2Farticles%2Fendometrial-carcinoma-staging-2)

Case courtesy of Hidayatullah Hamidi

子宮内腔から筋層の低造影域が子宮体癌と思われ、子宮体部では正常筋層の強く造影効果が保たれており、筋層内にとどまっていることが確認できます。一方で、子宮頸部筋層の右側にまで造影され、拡散制限を伴う病変が認められ、子宮頸部浸潤を伴うⅡ期以上と診断します。

両側骨盤にリンパ節転移を否定しきれない所見が認められ、ⅢC1期となる可能性もあります。


Prostate Cancer

(https://radiopaedia.org/cases/73245/studies/83978?lang=us)

Case courtesy of Joachim Feger

前立腺外腺左葉にT2強調画像で低信号の腫瘍が認められ、拡散制限を伴っており、前立腺癌が疑われ、被膜面がわずかに不整で周囲浸潤が否定しきれず、精嚢線にははっきりと病変が認められることからT3bと診断します。